新型コロナウイルスの感染拡大後、リモートワークが可能なIT系職種に人気が集まっています。
ITニーズの拡大により、IT関連の市場規模は年々広がり続けている反面、2030年には約45万人のIT人材が不足すると予測されています。
参考:経済産業省「IT人材需給に関する調査」
システム開発やネットワーク関連の現場は人手不足!エンジニア経験のある主婦やママ人材の活用が注目を集めています。
IT業界で今どんな人物・スキルが求められているのかを探ってみました。
求められる人材の傾向
IT化の進展により、IT業界は人材不足が続いています。
現在、日本では政府をあげてIT化への取り組みを強化しており、行政機関のシステムをはじめ、各種行政手続きのオンライン化の推進、教育におけるICT化などに取り組んでいます。
民間にもIT化やICT化の推進を求め、電子契約や電子手続き、電子決済などを導入するよう求めているのが現状です。
官民学が連携して、今後のさらなるIT化のために研究開発を進めており、システムやネットワークを開発できる人材が求められています。
セキュリティ人材へのニーズの高まり
IT業界で求職するなら、セキュリティ系の知識や技術を高めておくと有利です。
民間企業だけでなく、国や国の機関、地方公共団体などでもIT化が進められる一方で、重要な組織を狙ったサイバー攻撃が増えています。
過去には日本年金機構で外部からのウイルスメールによる不正アクセスが行われ、125万件の個人情報が外部に流出した事件が起こりました。
大手企業や著名な組織に関するサイバー攻撃は相次いでおり、DDoS攻撃(分散型サービス妨害攻撃)や標的型メール攻撃といったサイバー攻撃が増加。
サーバーが停止することや数時間にわたってサイトが閲覧できなくなるなどの支障が実際に生じています。
サイバー攻撃の手法はどんどん高度化しており、国をあげてサイバー攻撃の防止や起こった際にすぐに対処することや、被害の回復ができる能力とノウハウを持つセキュリティ人材の確保と育成が急がれています。
官民が連携してセキュリティ人材育成のための研修を実施し、仮想空間でサイバー攻撃を受けたとの前提でトラブル対応を行うなど、実践的なノウハウを養うためのトレーニングなども行われているのです。
セキュリティ人材は、国の機関をはじめ民間企業でもほしい人材であり、能力を発揮できれば好待遇も期待できます。
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コロナ禍の影響で一気にオンライン化が進む
国をあげてIT化の推進を図る取り組みが進められていますが、実際には各現場での抵抗があることや資金面などの問題もあり、補助金制度を設けても、なかなか広まらない現実がありました。
ですが、新型コロナウイルスの感染拡大により、オンライン手続きの推進や遠隔授業の必要性が高まり、これを契機に一気にオンライン化が進められる可能性が出てきました。
オンライン化やリモートワークの導入に向けて、IT企業やWeb制作会社への仕事依頼はより増えることが予想されています。
IT業界の求人数は、コロナで打撃を受けた飲食や観光、レジャー産業などと異なり、増加の一途をたどるのではないでしょうか。
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コロナ禍でリモートワークができるITの仕事に求職者が急増
新型コロナウイルスの感染拡大により、外出自粛や営業自粛が求められ、リモートワークが推奨されています。
もっとも、飲食業やサービス業など対面が基本となる業界ではリモートワークが難しいのが現状です。
従来では考えられなかった音楽教室やスポーツクラブが、オンラインレッスンを開始するなど工夫を凝らしたケースもありましたが、多くのケースでは営業自粛で収入が激減し、リストラや閉店による失業に苦しんでいます。
そのような中で、リモートワークが当たり前のようにできるIT・Web系の仕事への求職者が増えています。
日本で新型コロナウイルス患者が出た直後から、一切の従業員の出社を停止させてリモートワークに切り替えた大手IT企業の動きも注目されました。
また世界的に見ても、アフターコロナもリモートワークを継続するとの方針を固めたIT企業が現れるなど、働き方改革が進められています。
まとめ
新型コロナウイルスの感染拡大による影響で、普段どおりの仕事ができずに不安に思っている人も多い中、リモートワークが可能なIT・Web系職種の良さを再認識された方も多いことでしょう。
一方、業界の移り変わりが早く、新しい言語や情報を常に取り入れていかなければならないこの仕事は、ブランクのある主婦エンジニアにとっては少し敷居が高く感じるかもしれません。
IT人材が慢性的に不足し、コロナ禍によるオンライン化でIT企業やWeb会社への仕事依頼が増えている今こそ、主婦エンジニアが復職するチャンスです!
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