採用担当者が最初に目にするもの、それは履歴書の証明写真です。
何気なく貼って出しているかも知れませんが、この一枚の写真から、あなたの仕事に対する熱意や丁寧さ、人間性まで見られている場合があります。
パートの求人であってもそれは同じこと。履歴書に貼ってある証明写真の印象が、あなたの第一印象を大きく左右します。
では具体的に、パートの証明写真はどのような点に注意すればいいのでしょうか。
証明写真の基本ルール。
- 証明写真のサイズは縦4センチ、横3センチ。(指定がある場合を除く)
- 原則として、3ヶ月以内に撮影した写真を貼る。
- 背景色は白、グレー、ブルーが一般的。
- スナップ写真は避ける。
- 証明写真の裏面に氏名を書く(写真が剥がれた時に紛失するのを防ぐため)。
- 証明写真のカットが雑にならないよう、定規とカッターを用いてまっすぐ切る。
- 人物と背景のバランスに気を付ける(余白が広すぎたり、狭すぎたりしないように)。
- 証明写真の使いまわしはNG。
服装:職場に合った服装で。オフィスワークはスーツが無難。
オフィスで働く場合
- 黒、グレー、紺などのスーツ、またはジャケット。
- 中は白いシャツか、シンプルなデザインのカットソーで。
飲食店、工場、サービス業など
- 私服でもOKですが、カジュアルなもの(Tシャツ、パーカーなど)は避ける。
- 襟付きの白いシャツや、きちんとしたカットソー+カーディガンなどがベスト。
絶対に避けるべき服装
- 露出の多い服(キャミソール、ノースリーブ、胸元の開きすぎた服など)。
- 派手な色、柄。
- アクセサリー類(外して写真を撮る)。
- メガネは普段からかけている人はそのままでOK。ただし、太すぎるフレームや派手なフレームは避ける。
髪型:清潔感と明るい雰囲気がポイント。
サイドの髪
- サイドの髪でジャケットの襟が隠れてしまわないように、後ろに流すか、一つに束ねる。
- ショートの方は、耳を出すようにすると明るい印象に。
前髪
- 目にかかると暗い印象になるため、横に流すか、分けるようにする。
白髪・寝ぐせなど
- 寝ぐせは少しでもあるとマイナス要素になるので整える。
- 白髪は目立つようなら染める。
- ヘアカラーをしている場合は、伸びた部分がムラになっていないかチェックする。
メイク:ナチュラルかつ、健康的に見せる。
ベースメイク
- 厚塗りになり過ぎず、ナチュラルメイクで。
- チークをふんわりとのせ、血色をよく見せる。
- 目の下のクマをコンシーラーで隠す。
- パウダーでTゾーン(おでこ、鼻、あご先)のテカリをおさえる。
ポイントメイク
- 口紅は赤すぎるものやヌーディー色は避け、ベージュピンクなど明るく上品な色を。
- つけまつげやアイラインは控え、ナチュラルな目元に。
- 眉が薄い場合は描いた方が若々しい印象に。
表情・姿勢:硬い印象にならないようにリラックスして撮影。
- 口元は閉じて、口角を軽く上げてほほ笑むように。
- あごを少し引いて、まっすぐ前を見る。
- 両肩の位置を揃える。
- 猫背にならないように胸を張って背筋を伸ばす。
- 見下ろしたり、上目遣いになったりしないように注意。
おすすめの撮影方法は?
フォトスタジオ
プロに撮影してもらえるフォトスタジオは、失敗が少ないので安心。姿勢や表情についてもカメラマンから細かく指示してもらえるため、印象の良い写真に仕上がります。
お店によっては就活用のヘアメイクまでしていただけるところも。
また、シミやニキビ跡など、気になる箇所を自然に修正してもらえます。
撮影データがもらえますので、何枚も証明写真が必要という場合は特におすすめです。
デメリットは、費用が高くなる(数千円~)ことと、撮影に時間がかかるということです。
スピード写真
スピード写真の撮影用ボックスはあちこちに設置されているため、忙しい主婦の方も手軽に撮影できます。
撮影にかかる時間は5~10分と短く、また料金も1,000円程度と安価なのが最大の魅力。
ただし、自分ひとりで撮影するため、姿勢や表情などについて誰からもアドバイスを受けられないというデメリットがあります。
写真を撮影するときは膝の上に白いハンカチを広げておくと、全体に光がまわり肌がきれいに写る効果も。
アプリ
スマホ用アプリを使って証明写真を撮影する方法です。
業種によってはアプリの写真はNGというところもありますが、パートやアルバイトであれば問題ないでしょう。
アプリのメリットは利用料が無料で、納得できるまで何度でも撮影し直しができる点です。
写真データの加工も簡単に行え、撮影した写真は自宅のプリンターかコンビニでプリントすることができます。(30円程度)
ただし、自撮り写真は腕の角度が不自然になるため、誰かほかの人に撮影してもらうのがおすすめ。また、照明が暗くなりがちなので、なるべく部屋の明るい場所で撮影しましょう。
まとめ:少しの手間で印象アップ!
このように証明写真をきれいに撮るコツは、ちょっとした心がけで実行できるものばかりです。
上記のポイントに注意しながら、ベストな証明写真を撮影して就職活動に役立ててくださいね。
関連リンク:派遣ノウハウ~履歴書の書き方~