5年、10年とブランク(離職期間)があっても、すんなりと仕事が決まる方がいます。
専業主婦がスムーズに社会復帰できるかどうかは、ブランクの過ごし方にかかっていると言っても過言ではありません。
今回は、専業主婦がブランクにしておきたいことを10項目に分けて解説します。
今すぐは働けないという方も、ぜひ参考にしてみてくださいね。
求人動向と自分のスキルを調べる
1. 色々な求人情報をチェックする
働くにあたってまず最初にしておきたいことは「情報収集」です。
求人サイトや求人誌などで、どのような求人が出ているかを調べます。
やってみたい仕事がある場合は、希望の条件を入れて検索してみましょう。
たくさんヒットしたなら、その職種はニーズがあるということになります。
求人情報をチェックするだけで、今、どのような人物像が求められているかが分かるようになります。
派遣会社に登録に行くのもオススメです。公開されていない求人情報を見せてもらえたり、再就職にあたってのアドバイスを受けられますよ。
2. キャリアの棚卸をする
これまで経験してきた仕事について、詳しく内容を書き出します。
その際、職場でどのような業務を担当し、どのような成果を上げたのかというところまで、ざっくりとまとめてみましょう。
コミュニケーションスキルやPCスキルなどは、あらゆる職種で必要とされるものなので重宝されます。
一方、その業界や職種だけで必要とされる技術スキルも価値の高いものです。
汎用性の高いスキルと、専門的なスキルの両方を持っている方ほど、再就職は容易いといえるでしょう。
「働ける自分」になるための準備
3. パソコン操作に慣れておく
オフィスで働く場合は、どんな職種であってもパソコンは必要不可欠です。
普段、スマホしか触らないという方も、まずはパソコン操作に慣れておくことが重要です。
4. ワード・エクセルの基本操作を覚える
事務系の仕事をするなら、こちらも必須となります。
専門的な知識は仕事をしながらでも覚えることができますが、ワードで簡単な文書を作成したり、エクセルに文字を入力したりといった基本操作は、就職するまでに習得しておきたいもの。
古いバージョンのソフトしか使えない、使い方を忘れてしまったという方は、復習した方がよさそうです。
YouTubeなどでエクセルの基本操作を教えてくれる無料動画が多数投稿されていますので、忙しい主婦の方でも気軽に勉強を始められますよ。
余裕がある方はパワーポイントも使えるようになっておくと、営業資料の作成などに役立ちます。
5. 求職者支援訓練を受ける
独学でスキルアップが難しいという場合、ハローワークの求職者支援訓練を受けてみてはいかがでしょうか。
求職者支援訓練とは、雇用保険を受給できない求職者の方が、受講料無料(テキスト代等一部自己負担あり)で受けられる訓練です。
IT分野、営業・販売・事務分野、医療事務分野、介護福祉分野など、1000以上のコースが用意されています。
参考リンク 厚生労働省「求職者支援制度のご案内」
6. やりたい仕事に有効な資格を取る
たとえば経理や総務の仕事がやりたいのなら、簿記2級以上の資格を取っておくと有利です。
TOEIC(600以上)やMOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)なども、オフィスワークで需要の高い資格となっています。
時間がある今こそ、資格取得のチャンスですよ。
7. 在宅ワークや単発の仕事で経験を積む
育児などで通勤が難しい場合、在宅ワークでブランクを埋める方法もあります。
ネット上ではアンケートモニターやデータ入力など、簡単にできる仕事がたくさん紹介されています。気軽にチャレンジしてみましょう。
1日だけ、3日だけなど、単発の仕事で体を慣らしていくのもオススメです。
在宅ワークや単発の仕事であっても、ブランク明けに就きたい仕事に関連したものなら、履歴書などでアピールするための材料になりますよ。
働くことで変化する生活に備える
8. 家事の分担について家族と相談
働き始めたら、今までどおりに家事をこなすことは困難です。
便利な家電グッズの導入なども視野に入れ、家事分担について家族とよく話し合っておきましょう。
9. 子供の預け場所を確保しよう
学童やファミリー・サポートなどは、事前申し込みが必要です。
仕事を再開する前に入所条件などを調べて、申し込みましょう。
そのほか、祖父母などにも協力をお願いしておくといいかも知れません。
10. 病児保育など、いざという時に役立つ施設・制度などを調べる
子供が急に体調不良になっても、仕事を休めない場合があります。
そんなとき頼りになる施設や制度などをあらかじめ調べておけば、慌てずに対処できますよ。
【病児保育だけで大丈夫?】病児の預かりサービスをまとめてみました。
https://www.parthaken.jp/column/work_style/byojihoiku-matome/
まとめ
近年、労働者人口の減少により、ブランクのある専業主婦であっても再就職できる確率は高くなっています。
特別なスキルやキャリアがなくても、仕事をするための「ベース」さえ整っていれば、採用されるケースは多いのです。
いつでも仕事を再開できるベースづくりを行っておくことが、社会復帰への壁を低くするでしょう。
派遣deパートでは、「週3日~」「1日5時間以内」など、主婦の方が働きやすいお仕事を中心に紹介しております。
ブランクがあり再就職できるか不安な方は、お気軽にご相談ください。