子どもが入園・入学したり、ママが仕事を始めたり。新生活がスタートする春は、新しくママ友を作るチャンスでもあります。
新しい生活に期待と不安でいっぱいな時、「同じ境遇のママ友がいたらいいなあ」と思ったことはありませんか?
子育ての悩みや愚痴を言い合ったり、子ども同士で遊ばせたり…そんなママ友との付き合いに憧れる人もいるかもしれません。
一方で、初対面の人に話しかけるのが苦手な人や、ドラマなどの影響でママ友との付き合いに面倒なイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ママ友は必要?どうやって作るの?と疑問を持っている方のために、「ママ友」についてのあれこれをまとめてみました。
私は、ここでママ友を作りました!
ママ友って、どこで出会うの?どうやって作るの?
そんな疑問にお答えして、先輩ママが実際にママ友を作った場所をまとめてみました。
1.母親学級、産院で
ママ友作りは妊娠中から始まっている!?
自治体が主催する母親学級や、出産時に病院などで知り合って、そのまま付き合いが続くのが最も早い段階での「ママ友」誕生のケースです!
特に病院で知り合ったママ友は、子どもの誕生日が近く、一緒に出産を乗り越えた仲間意識もあるため、悩み事や思い出などの話が合いやすいのがポイントです。
2.地域の子育て支援センターや子ども向け施設、育児サークルなどで
子育て支援センター主催のイベントや、健診・予防接種などで知り合った方と、ママ友になることもあります。
子どもの月齢が近い新米ママさんが集まるので、気になる親子がいたら話しかけてみましょう。
また、自治体が主催する育児サークルは、赤ちゃんが生後3ヶ月になった頃から参加できます(場所によります)。
実際に参加してみると、赤ちゃんとの生活に同じような悩みを持っていたり、話し相手を探していたりというママが多くて安心しますよ。
基本的に家が近所のママが参加するので、その後に会う約束がしやすいのもポイントですね。
室内で安心して子どもを遊ばせられる子ども向け施設なども、ママ友探しにはもってこいです。
子ども同士が一緒に遊び始めたら、勇気を出して話しかけてみましょう。
3.公園やイベント、習い事で
「公園デビュー」なんて気負わなくても大丈夫!砂場や遊具などの子ども同士が近づく場所では、見守っている親同士で思いがけず話がはずむことも。
子ども同士の年齢が近いと、公園に行く時間帯や遊び方が似ていることが多いので、自然と顔見知りになれるのもポイントです。
お祭りやフリーマーケットなどのイベント、ベビーマッサージや子連れヨガ教室などに参加してみるのもおすすめです。
4.保育園、幼稚園、学校で
子どもが毎日通う場所だから、送り迎えで顔見知りになったり、運動会や参観などで顔を合わせたり。また、イベントの係や役員を一緒にしたりとチャンスはたくさん。
特に、子どもがよく話題にするお友達のママには、声もかけやすくなります。
幼稚園などでは、すでにママ友グループができていることもあります。もし、グループの一人と住んでいる場所や習い事などの共通点があれば、積極的に話しかけてみましょう。
それがきっかけでグループにすんなり溶け込めるかもしれません。
それはちょっとハードルが高い…という方は、グループに入っていない人の中から自分と雰囲気が近いなど気が合いそうなママを探してみましょう。
ママ友がいてよかった!助かったエピソード集
ママ友がいる人は、どんな付き合い方をしているのでしょうか?
ママ友がいてよかった、助かったというエピソードを先輩ママに聞いてみました。
1.育児情報に詳しくなる
◆地域の病院や買い物の場所、お得なイベントや習い事についてなど、必要な情報がみんな同じなので、よく情報交換しています。
どんな病気が流行しているかについても、ママ友同士で教え合うと早めに対策がとれます!
◆保育園や小学校のママ友とLINEグループを作っています。持ち物や行事について、知りたいことを聞くと必ず誰かが答えてくれるので、とても助かっています!
特に小学校低学年のうちは、子どもが連絡帳に書いていることだけでは不安なので…。
2.困ったときに助け合える
◆育児で悩んでいるときに、ママ友とおしゃべりして「私も同じ」「わかる」と言ってもらえると、とても気が楽になります。
お互いに話をして、聞いてもらうことですっきりしています。
◆子どものクラスが学級閉鎖になってしまって、自分は仕事を休めなかったときに、専業主婦のママ友の家に預かってもらいました。
◆警報が出て小学校に子どもを迎えに行かなくてはならなかったとき、仕事で行けなかったので同じ学校のママ友にお願いしました。
私が帰宅するまでママ友の家で預かってもらえて、とても助かりました。子ども同士も一緒に遊べて喜んでいました。
◆下の子の習い事の発表会がある日に、上の子がインフルエンザになってしまったことがありました。
仲良くしているママ友に頼んで上の子と一緒に自宅でお留守番してもらって、無事に下の子の発表会に出席できました。
3.子連れで楽しく遊べる
◆独身の友達や子どもがいない友達と遊ぶときに、子連れで行くとどうしてもお互いに気を遣ってしまって…。その点、ママ友だとお互い様なので気が楽です。
◆子どもができてから、子連れで行けるイベントや場所がたくさんあることを知りました。
家族で行くのもいいのですが、平日にママ友と行くと空いているのでたっぷり楽しめます!
ワーママは、どうやってママ友を作ればいいの?
子どもを保育園に預けているワーママは、送迎の時間もあわただしくて他のママと話す機会が少ないですよね。
それでも、園の行事など保護者が参加する場で顔見知りになったり、子どもから仲良しのお友達のママを教えてもらったり。
家が近所なら子ども同士が一緒に遊んだりすることで、少しずつ知り合いが増えていきます。
保育園でも小学校でも、積極的に行事に参加したり役員を引き受けたりしたら、自然とママ友ができることもありますよ。
ママ友が欲しいワーママは、休日に時間を作って公園やイベント、児童館などにどんどん出かけてみましょう。
ママ友は無理に作らなくても大丈夫
ママ友がいるといいのかもしれないけど、今さら新しい人間関係を作るのは面倒というママや、「作らなきゃ」と思うと気が重いというママもいるかもしれません。
わからないことがあれば直接、園や学校に聞けばいいし、実家や義実家が近くて緊急の預け先にも困らない。住んでいる地域のことやイベントについても自分で情報収集できる、育児の悩みやストレスはネットで解決…という方は、無理にママ友を作る必要はないでしょう。
わざわざママ友を作らなくても、それまでの友達や身内がたまたま同時期に出産して、結果的にママ友にもなった、というパターンもあります。
ママ友との付き合いって面倒?トラブルを避けるには?
ママ友との付き合いと言うと、なぜかランチ会やホームパーティなどの面倒そうなイメージがつきまといますが、特にワーママ同士の場合は、平日は仕事、休日はたまった家事や家族のイベントで忙しく、そんなに深く付き合う暇はないというのが実際のところです。
とはいえ、子ども同士のいざこざや思わぬやっかみなど、火種はどこにあるかわかりません。
子どもの能力や家庭の事情など、相手に立ち入るような話題はなるべく避けて、付かず離れず、大人の節度と距離感を保つこと。そして誰の悪口も言わない・同調しないことがトラブルに巻き込まれないコツです。
また、どうしても苦手なタイプの親子とは、早めに緩やかに距離を置くことも大事です。
親同士のトラブルで、一番悲しい思いをするのは子どもだということを忘れずに!
まとめ
「ママ友」は友達とはいえ、子どもが卒園・卒業すると同時に会わなくなる、期間限定の関係になりがちです。
子どものために、と始まったママ友との付き合いが、自分のストレスになってしまっては本末転倒です。賢く、気楽に付き合いましょう。
一方で、子ども抜きでも気が合う相手とは、付き合いが長続きして「ママ友」ではなく「友達」になれるでしょう。
大人になってから新しく友達ができる機会はなかなかないもの。
同じ時期に同じように悩みを抱え、育児を頑張ってきたママ友はまさに「戦友」。一生の宝物になるかもしれません。
「気が合う人に出会えたらいいけど、無理して作らなくてもいいかな」くらいの気持ちで、気負わずにママ友との付き合いを楽しみましょう。