なんとなく体が疲れている感じがするけれど休めないという人は多いのではないでしょうか。
実際、平日は仕事で忙しく、休日は家族のために動いてしまう働くママにとって、「休み」はあってないようなものかもしれません。
しかし、無理は禁物です。今回は、疲れの原因や解消する方法についてまとめてみました。
働くママの疲れがとれない理由
どのような仕事であったとしても、「働く」ことは大人の世界の話です。
労働と、その対価であるお金がやりとりされる世界で、きちんと責任を果たす義務があります。
一方、「子育て」は子どもの気分や体調などに大きく左右されます。
自分の努力ではどうにもならないことや、理屈で説得できるようなものではなかったりと、大人の世界とはまた別のルールで動きます。
働くママは、いわば2つの異なる世界を行ったり来たりしているわけです。
大事な仕事のある日に、子どもの体調が悪くなって仕事中に保育園から呼び出しがかかってしまった。
子どもの体調不良で仕事を休んだら、なんとなく同僚が冷たい。
帰宅してヘトヘトなのに、子どもがかまってほしいと騒いでしまう。
…などなど、身体的にも、精神的にも疲れることは沢山あります。
まず、働くママが疲れてしまうのは当たり前だと思いましょう。
問題は、疲れがとれないということです。
疲れがとれない原因は、2つの「不足」とホルモンバランス
疲れがとれない主な原因として、まず日常生活での「睡眠不足」と「栄養不足」が挙げられます。
子どもの夜泣きなどで眠れない日が何日も続けば、当然、睡眠不足になりますよね。
また、栄養バランスを考えて食事を作るというところまでなかなか頭が回らなくて、栄養不足になることもあるでしょう。
栄養分が不足すると代謝が悪くなるなど、体調面に支障が出ます。
さらに、女性は生理周期などホルモンバランスの乱れでも、疲労感や倦怠感を感じてしまいます。
生理前に体がだるくなるのは、月経前症候群(PMS)によるものです。
甲状腺や肝臓などに何か病気が隠れている場合も、体がだるくなってしまうことがあります。
寝ても疲れがとれない、栄養を補ってみても体調が良くならない場合は、病院で診てもらいましょう。
疲労回復効果が期待できる食べ物
疲労のもとを分解する「お酢」
疲労回復に効果があると言われる食べ物の代表は、お酢です。
お酢に含まれるクエン酸が、疲労のもとである乳酸を分解してくれます。
普段の食事に取り入れてみたり、ドリンクとして市販されている果実酢を飲んでみてはいかがでしょうか。
注目の成分「イミダゾールジペプチド」を含む鶏むね肉
次におすすめしたい食べ物は、タンパク質などの疲労回復成分が多い鶏肉です。
中でもむね肉に多く含まれているので、今日は疲れたなと思ったらむね肉を食べてみてください。
脂肪分が少ないのでパサパサするイメージがありますが、火の通し方によってはパサパサにならず、美味しく食べられますよ。
また、むね肉にはイミダゾールジペプチドという疲労回復効果のある成分が含まれています。
鶏むね肉を煮込んだあとの茹で汁はスープとして活用しましょう。手軽にイミダゾールジペプチドを摂取できます。
忙しいときでもさっと飲めるよう、お休みの日に鶏むね肉を煮込んでスープを作っておくのもいいですね。
ビタミンB1で疲労回復!豚肉
ビタミンB1が豊富な豚肉も、疲労回復効果が期待できます。
ビタミンB1は水に溶けやすいので、吸収率を高めるアリシンを含んだニンニクや玉ねぎと一緒に炒めたり、焼いて食べるのがおすすめです。
このほか、コエンザイムQ10やアスタキサンチンなども疲労回復効果があると言われています。
普段の食事で摂るのが難しい場合は、サプリメントで補う方法も良いかもしれません。
すぐにできる!リフレッシュ方法
今すぐ疲れをどうにかしたい!というときに、威力抜群な方法は寝てしまうことですが、寝るのも無理だというときはストレッチをしてみてください。
背中をまっすぐ伸ばし、正しい姿勢で椅子に座るだけで、簡単にリフレッシュできますよ。
緊張状態が続いている場合は、深呼吸して体の空気を入れ替えましょう!
深い呼吸を数回繰り返してみると、体がリラックスするのを実感できます。
そのほか、お気に入りの音楽を聴いたり、好きなものについてネットサーフィンしてみるのもいいですよ。
仕事と子育てを両立する日々は、本当に忙しく、疲れるものです。
疲れが溜まって病気になってしまう前に、上手にリフレッシュできるといいですね。