新型コロナウイルス感染拡大の影響で、リモートワークを取り入れる企業が増えました。
夫婦そろって初めてのリモートワーク、というご家庭も多いことでしょう。
ところで、リモートワークになってからの家事分担、以前と比べてどうなりましたか?
夫がいるからラクになったという方、逆に以前より負担が増えて大変になったという方、色々あると思います。
リモートワーク中の家事分担について、ワーママたちのリアルな声を聞いてみました。
リモートワークが始まる前の家事分担事情
新型コロナウイルスの感染拡大前はどんな風に家事を分担していたのか、お聞きしました。
分担している場合
- 風呂洗いとゴミ捨ては夫が担当し、それ以外は私が担当しています。
- 土日など、夫がお休みの日は料理を担当してくれます。それ以外の家事は私がしています。
- 食器洗い、片付け、部屋掃除、ゴミ出しが夫、料理と洗濯は私、で分担しています。
- 家事は私が6、夫が4の割合でほぼ分担できています。
ゴミ出しやお風呂などの掃除、あと意外に「料理」を夫の担当としているご家庭が多いようです。
しかしながら、平日の夫の家事分担は出社・帰宅時間が大きく影響するようです。
分担していない場合
- 基本的には私がやっていますが、力仕事はお願いして夫にやってもらいます。
- お互いができることをできる時にするという感じです。
- 休日の食事は気が向いた方が作り、家事も気になった方がやっています。
- 分担はしていないですが、やってほしいときにお願いする形にしています。
- やってほしいことをその都度指示しています。その方がお互いにストレスが溜まりません。
「お互いができることをできる時にする」「気になった時にする」という風に、分担をはっきりと決めていない夫婦も多いようです。
また、「やってほしい時にお願いする」「必要な時に指示を出す」というパターンも。お互いに不満がないなら、それもいい方法かもしれません。
リモートワーク後の家事分担はどうなった?
平日の昼間も共に家にいることで、何らかの変化があったご家庭が多いようです。
ラクになった
- 夫は料理を作るのが好きなので、今は夫が料理をしています。
- 夫に洗い物を多めにやってもらっています。
- もともと家事を分担していましたが、リモートワークで夫の残業がなくなってさらにラクになりました。
- 平日でもお昼ごはんは簡単なものを夫が作ってくれます。
- 夫が子どもの勉強を見てくれるようになったので、助かります。
大変になった
- 夫の分のお昼ごはんを作るのが正直面倒です。以前は食べないことも多く、手抜きしていたので。
- 夫は外飲みが好きで夕飯はいらないことが多かったのに、毎日必要になりました。
- メニューを考えるのが苦手なので、毎日3食考えるのが大変です。食器洗いも増えました。
- これまでは夫の夕飯はいらない時もあったのに、今は毎日家で食べるので、子どもと2人だけの時とは違って手抜きもできないし、作る量も増えました。
これまでと変わらない
- もともと分担していないので、特に変化はないです。
夫が家にいることで「ラクになった」という方がいる反面、やはり食事の負担が大きくなったと感じている妻も多いようです。
日頃から、夫が料理をするかどうかが大きなポイントとなるかもしれません。
リモートワーク中の家事分担でモヤモヤすることは?
家にいるからこそ、私も仕事をしているのに!と思うことがあるかもしれません。
- 夫はきれい好きな人なので、私の掃除のしかたに文句を言うようになりました。だったら自分でやってほしいです。
- 食事を作るなら、買い物&料理&片付けまでをセットにしてほしいです。
- こちらは仕事をしているのに、夫が突然片付けを始めます。
- リモートワーク中なのに、夫が私に犬の散歩に行くように言ってきました。
- 私は朝早く仕事を始めたいのに、自主的に家事を手伝ってくれないのが不満です。
- 夫は就業時間中はずっと自室にこもりきり。食事の準備や片付け、子どもの世話などはすべて私任せです。私も仕事があるのにとモヤモヤします。
- 夫は就業時間が終わっても色々調べものをしているようで、いつ仕事が終わったのかわかりにくいです。ON/OFFの切り替えをはっきりとしてもらいたいです。
家で一緒に過ごす時間が長くなったため、今までは気づいていなかったことを指摘されたり、リモートワークの認識にズレがあったりして、それがモヤモヤにつながっているようですね。
家事の工夫や便利なアイテムを教えて
家事の負担を減らしてモヤモヤをスッキリさせるために、参考になるアイデアや便利なアイテムを教えてもらいました。
アイデア
- 朝ごはんは全員セルフサービスにしています。
- お風呂掃除、洗濯物を干す・畳むなど、できることは子どもに任せるようにしました。
- 夜ごはんは子どもと一緒に作っています。
- 時短でおいしい電子レンジのレシピを活用しています。
- 朝、始業前に私が食材を切るなどの準備をしておいて、昼は夫がそれを使って調理しています。
- 私は早朝と午前中、夫は午後と夜など、仕事の時間をシフト制にして交代で家事や育児を担当するようにしています。
アイテム・サービス
- 食洗機の導入で洗い物が楽になりました。
- スチームクリーナー。掃除が苦手な自分でもきれいになるのがわかります。きれい好きな夫も納得してくれました。
- 乾燥機付きの洗濯機。洗濯物を干す時間を短縮できます。
- スティッククリーナーは、洗面所などちょっとしたお掃除がラクにできるので重宝しています。
- 電気圧力鍋。材料を切って入れるだけで料理ができるのでおすすめです。
- ランチはデリバリーサービスやテイクアウトをメインにしています。
心がけ
- お互い細かいことはスルーして、ストレスを溜めないようにしています。
- 仕事の合間に家事をするのも気分転換、と思うようにしています。
- 夫婦で料理する機会が増え、夫の意見も取り入れるようにしたので喜んでくれています。
- 私はパンを焼くのが趣味なので、暇があればパンを焼いて楽しんでいます。
夫婦だけでなく、子どもにもできる家事を今のうちに分担しておくと、今後も立派な戦力として頼りになること間違いなしです。
また、便利な家電やサービスはどんどん活用して、夫婦でストレスを溜めないように心がけることも大切です。
リモートワークを続けながら家事を上手に分担するポイント
すきま時間を有効活用
リモートワークで通勤にかかる時間がなくなった分、朝や夕方にゆとりができます。その時間を食事の下ごしらえや掃除などの家事にあてたり、思い切って子どもが寝ている朝や夜に仕事をしたりするのも効率的です。
家にいても「仕事中」という認識で
家にいると、つい昼食も手作りしなければと思いがちですが、リモートワークは立派な「仕事」です。たまにはテイクアウトや外食も利用して、負担にならないように工夫しましょう。可能なら、夫婦で就業時間をシフト制にするのもおすすめです。
家事の優先順位をつける
家事は家にいるとついあれこれやってしまいたくなりますが、「毎日すること」「時間があればすること」など優先順位をつけましょう。できないことはできないと割り切って、便利な家電やアウトソーシングを活用してみても。
お互いが快適に過ごせるように心がける
夫婦でイライラ、ギスギスしていては仕事に集中できません。お互いに感謝の気持ちを忘れず、ある程度は大目に見ながら、気分良く働くためのルールを作ったり、便利アイテムなどに設備投資をしたりしましょう。
また、子どもの成長や家事スキルのアップに合わせて、臨機応変に分担を見直すといいですね。
まとめ
ウィズコロナの時代に向けて、リモートワークが主流になってくると予想されます。
また、子どもの急な病気や休園・休校、災害などの予期せぬ事態にも、リモートワークだと対応がしやすくなります。
ワーママにとってリモートワークは「仕事も家事・育児も」充実させることができる理想的な働き方といえるでしょう。
生活の場としてだけでなく、仕事場としてもおうちで快適に過ごすために、家族で家事を上手に分担して、自分たちに合った方法を見つけましょう。
現在、リモートワークできるお仕事を探している方は「派遣deパート」にぜひエントリーを!あなたのご希望やご都合に合わせたお仕事をご紹介します。