仕事に、家事に、子育てに。
やることがいっぱいの働くママは毎日が忙しく、そのぶんストレスもたまりがち。
本日は、そんな働くママのストレス解消法についてまとめてみました。
働くママは、ストレスを感じやすい
働くママは人一倍忙しく、そのぶんストレスを感じてしまう場面も多くなります。
まずはママが感じるストレスについて、簡単に整理してみました。
自分のストレスの原因を知ることも、ストレス解消には大切です。
仕事のストレス
単純な身体の疲れはもちろん、職場の人間関係もストレスの要因となりがち。
職場には必ず、気の合わない人の一人や二人いるものです。納得いかない指示を受けたり、いやがらせしてくる先輩・上司がいたり…。
働いているママならではのストレスです。
忙しいときでも「お先に失礼します」と仕事を残して帰らなければならないことをストレスに感じる方も多いと思います。
フルタイムで勤務できないことがキャリアアップの妨げになり、以前のように仕事にやりがいを感じられなくなってしまう人も。
産休明けで職場復帰したら、以前の後輩や部下の下で働くことになり、仕事のやりづらさからストレスをため込んでしまうこともあります。
家庭のストレス
日本においては、家事に積極的でない男性はまだまだ多く、働くママにとっては家庭の仕事も大きな負担となっています。
旦那さんとの夫婦生活だって、いつも良好とは限りません。一緒に生活していると衝突してしまうこともあります。
また、旦那さんの実家とのお付き合いも、うまくいっていれば心強い味方になりますが、関係がこじれるとストレスの元になります。
特に大型連休で帰省するような場合は、休みなのにむしろ気疲れして、休み明けにはぐったりしてしまう方も。
育児のストレス
近頃、長時間労働が問題視されていますが、旦那さんが仕事で手一杯の状態だと、なかなか育児の協力を得られないことも多いです。
慌ただしく保育園に子どもを預けて仕事へ。仕事が終わると大急ぎで子どもを迎えに行き、夕飯の準備。そして後片付け。息をつく暇もありません。
ちょっとした立ち話の時間すら惜しくて、ママ友とのコミュニケーションの時間がとれず、孤立しがちなのも悩みのタネです。
小さいお子さんのいる家庭だと、夜泣きで体力的に消耗することもあるでしょう。
授乳やおむつ換えも回数が多くて大変。子どもに手がかかる分、自分の自由時間がとれなくなることも大きなストレスになります。
また、頑張り屋さんのママのなかには、散らかった部屋を見るだけで自分が責められているような気分になったり、時間がない日の夕飯で惣菜やインスタント食品を使うことに後ろめたさを感じてしまったりする方もいるようです。
周りの子どもや育児書に書かれた内容と比較して、我が子の成長を心配に思うママも多いです。心労は絶えません。
働くママにおすすめのストレス解消法
<空いた時間にできるストレス解消方法>
ゆったり入浴する
お気に入りの入浴剤を使い、38~40℃のぬるめのお湯でゆったり入浴。血流が良くなって疲労回復にもぴったり。リラックス効果もあります。
10分~20分で十分効果があるので、忙しいママでも大丈夫!
読書をする
通勤途中の電車の中や寝る前など。読む内容は、ビジネスや育児関係の本ではなく、現実と無関係の小説がおすすめです。
現実を離れて本の世界に浸ることでリフレッシュできます。
たった6分読書するだけでストレス軽減効果があった、という研究結果もあるようです。
カラオケに行き、大声で歌う
思いきり大声を出すことでストレス発散。カラオケ機器メーカーと大学の研究によると、3曲歌うだけでも緊張や憂鬱感が軽減される効果があったとのこと。
カラオケなんて時間にゆとりがないと…と思われるかもしれませんが、実はランチタイムに食事付きの格安プランを用意しているカラオケ店も多いので、仕事の合間にストレス解消することもできますよ。
家族と話す
テレビを見ながら、家族でのんびりと夕飯を楽しむ。
日々忙しくても、1日1回、家族とゆったりすごせる時間を持つことで、気持ちが安らぐという方も多いはず。
どんなに忙しくても夕飯だけは1時間かけてゆっくり食べる等、絶対に譲れないルールを作ってしまうのも一つの手ですね。
<たまには子どもの面倒を見てもらって…>
旅行にいく
独身時代は長期連休のたびに旅行にいっていたけれど、結婚して旅行にいく回数が減り、子どもが生まれてまったく旅行にいかなくなった。遠出と言えば実家への帰省くらい。
そんな方も多いのではないでしょうか?
日常を離れて大自然でリラックスしたり、温泉に浸かってリフレッシュしたり。疲労回復の効果も期待できる最高のストレス解消法です。
スポーツで汗を流す
ストレス解消と言えば、定番ですね。ヨガやジョギング、ジムで運動、登山など。思いきり体を動かせば、心身ともにリフレッシュできます。
産後の体型崩れを引き締める効果もあって一石二鳥です。
ライブで盛り上がる
好きなアーティストのライブで燃焼!
音楽を聴くだけでも効果的なのですが、体も適度に動かすぶん、リラックス効果はさらに大きくなります。
メジャーなアーティストであれば全国ツアーもあるので、旅行ほど遠出しなくても半日くらいの自由時間があれば気軽に参加できるのもポイントです。
マッサージを受ける
仕事に家事に育児。3足のわらじで大忙しのママは、肩こりや腰痛に悩まされがち。体の不調はメンタルにも直結します。
リフレッシュも兼ねて、定期的に体のメンテナンスを行うことで、いつも元気でいられますよ。
<考え方を切り替えて、ストレスを軽減!>
なんでも完璧にしようとするのを止める
仕事も家事も子育ても。全部を理想通りにこなそうとすると疲れてしまいます。
たとえば、掃除であれば目に付くところだけきれいにしておく。
料理であれば〇曜日はお惣菜で済ます日と決めてしまう、など。力の抜きどころを決めてしまいましょう。
周りに甘えたって良い
なんでも自分一人でこなさなくては!と頑張りすぎるとストレスをため込んでしまいます。
仕事も家事も子育ても長期戦です。適度に旦那さんや両親を頼って、無理をしないことが大切です。
逆にストレスがたまる、NG行動
ストレス解消のつもりが、逆にストレスの原因になってしまうNG行動についても知っておきましょう。
スマホでSNSなどを見る
SNS疲れという言葉を聞いたことのある方も多いと思います。人とつながることが、自分でも気づかないうちにストレスになっている場合もありますので注意が必要です。
特に、就寝前にスマートフォンを見る習慣がある方は、ブルーライトにより睡眠が妨げられるおそれもありますので注意が必要です。
ぼーっと過ごす
時間ができたので、何となくテレビをつけてぼーっと見る。
体が休まっているようで、あまり心は休まっていないパターンがこれです。
もちろん、好きなドラマを観る、毎週楽しみにしているバラエティ番組がある、という方は別です。
目的をもって、好きなことに時間を使ったほうが、心は元気になれますよ。
好きなものを、お腹いっぱい食べる
適量であれば良いリフレッシュになるのですが、ストレスから暴飲暴食してしまうと逆に体調不良やストレスの原因になります。
ママ友とお茶したり、ちょっと豪華なランチを楽しむなど、体に負担がかからない範囲でお楽しみください。
寝だめや長時間のお昼寝
働くママは、疲れがたまりがち。空き時間にちょっと昼寝でも…。
ありがちですが、日中に寝すぎると睡眠のリズムが崩れてしまったり、体にダルさが残ったりします。
時間を無駄にすごしてしまった罪悪感から、かえってストレスを感じてしまう方も。
どうしても眠気を感じるときは、10~20分くらいの短時間のお昼寝が、夜の就寝にも影響がなく効果的です。
ソファに座ったまま寝たり、お昼寝前にコーヒーを飲んだりすると、寝過ぎを予防できるのでおすすめです。
仕事との向き合い方を考え直してみることも大切
家事や育児のストレスであれば、自分から働きかけることで楽になれることもあります。
たとえば、夫に家事や育児への協力をお願いしたり、両親に週1日だけ子どもの面倒を見てもらえるようにお願いしてみたり。
ベビーシッターのようなサービスも活用できます。
ただ、お仕事が原因のストレスの場合は、なかなかそうもいかないと思います。
通勤距離が遠かったり、長時間労働が負担になったりしているのであれば、転職を考えることも必要かもしれません。
無理していまの会社に留まることが、必ずしも正解とは限りませんから。
近頃は、家庭と両立しながら働く女性を応援する企業も増えてきています。
ときには一度立ち止まって将来について考えてみるのも、ストレスなく家庭と仕事を両立させていくためには大切なことだと思います。
ストレス解消の第一歩は、ストレスを自覚すること
職場や家庭で、ちょっとしたことでもイライラしてしまう。
何でもないことで落ち込んでしまう。
そんなとき「あぁストレスがたまってるなぁ。だからいつものような対応ができないんだなぁ」と自覚することが大切です。
悪いのはあなた自身ではありません。
悪いのはストレスがたまっている状態です。
ストレスを自覚して、意識的に「ポジティブな休み」をとることで、いつでも在りたい自分でいられます。
ここで挙げた方法も参考にしていただきながら、ぜひ自分なりのストレス解消方法を見つけてみてください。