ホリエモンさんの著書「多動力」。
25万部を突破し大ヒットを記録するなど、話題になっていたのでご存知の方も多いのではないでしょうか。
多動力とは、いくつもの異なることを同時にこなす力のこと。
ビジネス書ですのでゴリゴリのサラリーマン向け書籍と思いきや、実は解釈の仕方によっては、主婦にとってプラスになったり勇気づけられたりするメッセージがたくさん詰まった一冊です。
本日は、その一部をご紹介していきます。
「主婦」「ママ」だって、立派な肩書
3つの肩書を持てば、あなたの価値は1万倍になる
IT技術によって産業間の壁がなくなり業界横断でビジネスが動く現代においては、「営業」「経理」「システムエンジニア」など、一つの肩書で勝負しているビジネスパーソンは、その他大勢に埋もれてしまいがち。
そんな環境の中でも、2つ、3つの肩書を持つことで、人材の価値は何倍にも跳ね上がるという考え方が書かれています。
ある意味、働きながら主婦業やママ業もこなす人は、ごく自然に「多動力」を発揮していると考えることもできますよね。
ビジネスシーンにおいては、これまで主婦やママであることはハンディキャップだったかもしれません。
でも、これからの時代は逆に、家事や子育ての経験をプラスに捉えてくれる企業も増えてきています。
そんな社会においては、仕事と家庭を両立する女性の人材価値は何倍にもなるのです。
主婦であることやママであることを、プラスに捉えてくれる環境はきっとあります。
何もかも自分一人でやる必要はない
ベストセラーはコピペ本
毎月1冊ペースで本を出すというホリエモンさん。
実は本の執筆は編集者とライターにお任せで、ホリエモンさんのタスクは、10時間程度のインタビューに答えるだけなのだそう。
編集者とライターが、ホリエモンさんがインタビューに答えた内容と、これまでに世に出た記事やネット上の発言などを編集(コピペ)して書籍は作られるのです。
本人が汗水たらして一言一句こだわらなくても、「多動力」は25万部の大ヒット書籍になっています。
短い時間にたくさんの仕事をこなすためには、「全部自分でやらなければいけない」という思い込みを捨てることが大事、とホリエモンさんは語ります。
短時間でたくさんの仕事…。仕事と家事を両立する主婦にはピッタリ当てはまるシチュエーションです。
あなたも思い当たるフシはありませんか?
- 義母を頼らない
- 夫に家事を任せない
- 夕飯に総菜を使うことに罪悪感がある
- 家事代行サービスなんてあり得ないと思っている …etc
自分がやらなくても何とかなる仕事は、どんどん他の人に任せてしまう勇気も必要です。
余談ですが、専業主婦ってある意味で「お金を稼ぐことを、夫にアウトソースしている人」でもあるわけですね。その生き方の是非はさておき。
完璧主義は捨ててしまおう
手作り弁当より冷凍食品のほうがうまい
「一つの仕事に全力投球しなければ不誠実だ」という考え方。
これをホリエモンさんは「バカ真面目」と言います。
そのたとえ話に登場するのがお弁当。
共働きの主婦が、子どもの弁当を毎回手作りする必要って本当にあるのでしょうか。
絶対に手作りしなくては、と思い込みすぎると、毎朝の早起きがストレスになり、子どもや夫に八つ当たりしてしまうかもしれません。
結果的に家庭の空気が悪くなってしまったら、何のために弁当を手作りしていたのか分からなくなってしまいます。
完璧にしなくてはならない。
この完璧とは、誰のための完璧なのかを考え直すことが大切です。
主婦として完璧に家事をこなしたい、という自分の満足のためであれば、そこまでする必要はないのです。
ホリエモンさんは言います。
毎日、惣菜ばかりだとさすがに手抜きだと思われてしまうけれど、母親が忙しいときに、お小遣いをもらってコンビニで好きなものを買って食べられるのは、子どもにとって嬉しいことだと。
たしかに自分の子ども時代を振り返ってみると、そんなものかもしれません。
「手抜き」と自分を責めるのはお母さんだけで、子どもは案外気にしていないのです。
子どもにとっては、ご飯が手作りであることよりも、母が笑顔でいてくれることの方がよっほど大事ですから。
付き合わない相手を決めてしまう
おかしなヤツとは距離を取る
ホリエモンさんのように有名人かつ多数のプロジェクトに参加していると、出会いの数は多くなります。必然的におかしな人との出会いも。
主婦だって、実は「おかしな人」と出会う可能性が高い仕事です。
パート先で。
子どもが通う学校で。
塾や習い事先で。
姑がおかしい人だ、なーんて話もよく耳にしますね(笑)
ホリエモンさんは、自分の時間を奪ってくる「おかしなヤツ」とは極力付き合わないようにすることで、自分の時間を確保しています。
あなたにとって、付き合わないほうが良い人、いますか?
思い浮かんだ顔があったら、その人とどうすれば付き合いをなくせるか、減らせるかを考えてみてください。
上手に付き合いを減らせれば、ストレスが軽減されたり自由な時間がそれだけ増えます。この積み重ねで自由な時間は増えていくのです。
忙しい主婦だからこそ睡眠は必要
仕事の質は睡眠で決まる
ホリエモンさんの理想の睡眠時間は8時間。
どんなに忙しくても6時間は寝ているそうです。
⇒しっかり睡眠をとることで、最高のパフォーマンスを発揮できる。
⇒パフォーマンスを発揮できるので、超人的なスケジュールをこなしつつも、睡眠時間を確保できる
⇒睡眠がとれるから…(以下繰り返し)
この良好なサイクルが、ホリエモンさんの活動を支えるベースになっています。
一方で、仕事と家庭を両立する主婦の中には、睡眠がおろそかになってしまう方も多いのではないでしょうか。
睡眠不足は病気のもと。ストレスのもと。美容にもよくありません。
忙しいときは、睡眠以外の時間をどう改善するかを考えることが大切です。
これまでご紹介してきた「完璧主義をやめる」「付き合う人を厳選する」など、できる部分を取り入れるだけでも、かなりの時間を生み出せるはずです。
とは言え、子どもの夜泣きで寝られないなど、どうしても睡眠時間を確保するのが難しい方もいらっしゃると思います。
そんな方には…、
- 週に1度は自分か夫の実家に預かってもらう
- 夫に別の部屋で子どもの面倒をみてもらう日をつくる
- お昼寝する
等々、工夫次第で何らかの解決策は見つけられるはずです。
中には、疲労がたまっていると感じたときに、子どもを夫に任せてビジネスホテルに1泊するという人もいるそうです。
繰り返しになりますが、完璧にしなければならない、という思い込みをいかに振り払えるかがとても大事です。
ホリエモンさんもこう言っています。
「多動力を身につけるためには、どんな知識や仕事術を身につけるより、感情のフィルターを外すことが先決だ」
働く主婦も、働くママも、どんどん新しいことを始められる時代がきた
寿司屋の修行なんて意味がない
仕事、家事、子育て。
日々忙しさに追われていると、何かを始めようと思っても「時間がないから、新しいことにはチャレンジできない」と考えてしまうかもしれません。仕事と家事以外のことを考える余裕なんてないと。
著書「多動力」の中では、お寿司の専門学校で3ヶ月間の勉強を経て独立し、ミシュランガイドに掲載されるまでに腕を磨いた職人さんの例が紹介されていました。
ノウハウや専門知識が限られた人だけのものだった時代は、寿司屋の修行のように、長期間の下働きの代償として、技術を教えてもらうしかありませんでした。
専門的なことを学ぶためには、膨大な時間が必要とされていたのです。
しかし、いまは情報がオープンになっている時代です。
無駄な下積みをショートカットできるので、興味をもったことは、とにかく始めてしまえばどんどんスキルが身につきます。
世の中には、本業の傍ら独学でデザインを勉強して、クラウドソーシングで実績を積み、デザイナーとして活躍する。そんな人もいます。
家事と両立しながらでも、エンジニアやデザイナーとして第一線で活躍することは十分可能です。
実際に、当サイト「派遣deパート」でも、家庭と両立しながら働く女性を、たくさんご支援させていただいています。
主婦の市場価値は高い。仕事はどんどん選ぼう。
仕事を選ぶ勇気
みなさんは「仕事を選ぶ」と聞いてどんな印象を持つでしょうか。
偉そう。ワガママ。そんなイメージを持つ方も多いのでは?
でも、ホリエモンさんは違います。
「自分の時間を生きるためには、仕事を選ぶ側にならなくてはならない。」
「嫌だと思ったらやめればいい」
とバッサリ。
物言いは極端ですが、実は「派遣deパート」を運営する私たちも、どちらかと言えば、ホリエモンさんに近いスタンスかもしれません。
パート派遣では、企業は働き方を主婦の希望に合わせるかわりに、貴重なスキルや経験を正社員雇用に比べて低コストで手軽に得られる仕組みになっています。
お互いにとってメリットのあるマッチングを実現することが、私たちが描く理想の就業です。
企業側の都合に無理に合わせて働いても、家庭が犠牲になったり、健康を損なってしまったりして長期的にみると良いことはありません。
主婦の方々には、おおいに仕事を選んでいただきたいと思います。
いまやオフィスワークやWebデザイン、プログラミングなど、専門スキルのある女性にとっては、仕事を選ぶことが可能な時代になったのですから。
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