「結婚したら扶養内で働く」「年間103万円以内や130万円未満で働かないと損!」
テレビのワイドショーやお友達との会話などを通じて、扶養内勤務について何となく聞いたことはあっても、実際のところはよく分からない。そんな方も多いのではないでしょうか?
いざ自分で調べてみようと思っても、法律の話や税金の話が出てきて結局どうすればいいのか分かりにくい、と感じる方も多いと思います。
そこで今回は、扶養内勤務したときに受けられるメリットを簡単に一覧表にまとめてみました。
結論から言えば130万円~150万円の間に入らないように働けば大丈夫です。
もう少し詳しい解説は下記をご覧ください。
年収100万円以内
もっとも優遇措置を受けられる働き方です。
- 住民税がかからない
- 所得税がかからない(年末調整や確定申告により戻ってくる)
- 配偶者控除が受けられる(既婚の場合)
- 社会保険料がかからない(扶養家族になれる)
勤務例
時給1000円×1日6時間×月12日(週3日)×12ヶ月=86万4000円
時給1400円×1日6時間×月8日(週2日)×12ヶ月=80万6400円
年収103万円以内
100万円をこえると住民税がかかってしまいますが、年間数千円の差ですので、そこまで気にしなくても大丈夫です。
- 住民税がかかる
- 所得税がかからない(年末調整や確定申告により戻ってくる)
- 配偶者控除が受けられる(既婚の場合)
- 社会保険料がかからない(扶養家族になれる)
勤務例
時給1000円×1日6時間×月14日(週3~4日)×12ヶ月=100万8000円
時給1550円×1日5時間×月11日(週2~3日)×12ヶ月=102万3000円
※配偶者控除の改正により、2018年1月から配偶者控除の壁は103万円から150万円に
配偶者特別控除の壁は150万円から201万円までとなりました。
詳しくはこちらをご覧ください。
年収103~130万円未満
103万円よりは、もうすこし稼ぎたい方におすすめの働き方です。
- 配偶者特別控除が受けられる(既婚の場合)
- 社会保険料がかからない(扶養家族になれる)
勤務例
時給1100×1日6時間×月16日(週4日)×12ヶ月=126万7200円
時給1500×1日6時間×月12日(週3日)×12ヶ月=129万6000円
年収130~150万円未満
いわゆる「働き損」と言われる範囲の目安がこちらになります。
社会保険料の支払いが必要になり、さらに年収141万円をこえると配偶者特別控除も受けられなくなります。稼ぐお金は増えても、出ていくお金がそれ以上に増えてしまうために、「働く時間は増えたのに、手取り収入が130万円未満のときより少ない!」という残念な結果に。
年収150万円以上
税金などの優遇措置を受けずにバリバリ働きたい方はこちら。
社会保険や配偶者特別控除のマイナスぶんを差し引いても、手取り額は130万円未満のときよりも多くなります。
ただし、働いた労力に見合った稼ぎを得たいと考えるなら、150万円付近の年収だと、働く大変さのほうが勝ってしまうかもしれません。たとえば年収129万円と年収151万円では、最終的な手取り額にほとんど差が出ません。150万円と言わず、200万円、300万円稼ぐつもりでフルタイム勤務したほうが、納得感を得られやすい働き方となります。
勤務例
時給1600×1日6時間×月21日(週5日)×12ヶ月=241万9200円
時給1600×1日8時間×月21日(週5日)×12ヶ月=322万5600円
収入の調整がめんどくさい!という方は…
パート勤務だと、会社やお店によっては自分で収入を計算して、扶養から外れないように注意しながら働かなくてはなりません。
自分で計算しながら働くのをめんどうに感じる方には、派遣で働くことをおすすめします。派遣会社に相談すれば、扶養内におさまるようにシフト調整してもらえるので楽チンですよ。
ちなみに、当サイト「派遣deパート」で公開しているのは、ほとんどが扶養範囲内で働けるお仕事です。事務や経理、デザイナー、エンジニア、CADオペレーターなど、オフィスワークを中心にたくさんのお仕事を公開しています。よろしければぜひ一度ご覧ください!
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