「仕事と家庭のバランス」をテーマに、働き方を自由に選択しながら、過去のスキルや経験を無駄にせず、強みを生かして仕事復帰を実現している名古屋のお二人のママを迎えインタビューしました。
ママたちの体験談を通じて、仕事探しの第一歩を踏み出そう!
子どもの事、ブランク、家族の理解、様々な壁が立ちはだかるママの働き方。
女性の働き方を見つめてきたワークプロジェクトは、「はたらきたいを、叶えたい。」をキャッチコピーに、女性の働き方改革支援プロジェクト『hooope(フープ)』をスタート。
働き方をみなさんと考えるシリーズとして、ママインタビューを行いました。
お話を伺ったママさん
恒川さん(30代)
小学1年生女の子・2歳の女の子のママ。広告代理店やレコード会社などを経て、出産を期に退職。次女出産後、派遣に登録し仕事復帰。パン作りやゴルフを仲間と楽しんだり、キャンプを家族で楽しむアクティブなママ。PTA役員にも積極的!
田中さん(40代)
中学1年生・小学1年生のママ。プログラマーの仕事を育児のために退職。数年のブランクを経て、SE補助で仕事復帰。お子さんのことを第一に働き方を調整するしっかり派。休日はママさんコーラスで歌を楽しむ。アルト担当!
聞き手:hooopeメンバー
Webディレクター山岸(40代)
高校1年生男子のママ。Web制作会社を出産を機に退職、1年後にフリーで仕事復帰して16年目。hooopeプロジェクトのWebディレクター担当であり、元登録スタッフ。最近SixTONESにハマり楽しみが増えた。
コーディネーター長門(名古屋オフィス)
ECサイト運営とカスタマエンジニア(CE)を経験。常にアンテナを張り、登録スタッフさんと企業様の双方の現場目線に立ったマッチングを心掛けています。自身も元登録スタッフ。キャンプが趣味!
ディレクター的場(名古屋オフィス)
派遣業界の営業職で14年。妻・小学3年の男子・保育園年長娘のパパ。皆さんのご希望に寄り添って、企業さんに人材提案をしています。主夫に時々変身します。
悩みは働き損と自分が使える時間
名古屋城がある名城公園「tonarino」内のGARB CASTELLOさんにお集まりいただきました
――山岸:今日はお忙しい中、お時間をいただきありがとうございました!派遣スタッフさん同士、交流することはほとんどないと思うのですが、スタッフさんの声を聞く機会が欲しくて、開催させていただきました。自己紹介をお願いします。
恒川さん:子どもは、小学生と2歳の女の子です。家族でキャンプ・友達とゴルフ、アウトドアが趣味なので、そのために働いています。広告代理店やレコード会社などの仕事を経験しました。
長女の出産を期に退社して、下の子が生まれて仕事復帰しました。実は昨日、誕生日だったんです!
――山岸:そうなんですか!おめでとうございます!
田中さん:実は私も1月が誕生日なんです!中学1年の息子と小学1年の娘がいます。
元々、プログラムの仕事をしてましたが、出産を機に退職しました。
私自身働くことが好きなんです!
ママでプログラマー復帰は難しいと思い、他のパートの仕事をしていました。
でも、スキルや経験がもったいないなぁと。
長男が小学3年になった頃、システム系の仕事をしたいのに、パートで働けるシステムの仕事なんて無いよなぁ…と思いながら検索したら『派遣deパート』を見つけたんです!
――長門:4年前に登録スタッフになっていただいて、仕事復帰されたんですよね。
田中さん:最初の仕事は、2ヶ月契約のキッティング(※)の仕事でした。2ヶ月という期間がよかったですね。最新のシステムだとか、会社の雰囲気を見ることができて、本格的に仕事復帰ができるのか?お試し感覚で働かせてもらえたのでとってもいい機会でした。
※キッティング:パソコンの入れ替えなどで、ソフトウェアのインストールやセットアップを行い、すぐに業務で使える状態にする作業のこと。
――長門:あの後、派遣先の方からお電話いただいて、「とても助かった」とお礼の電話がきたんです。
田中さん:いえいえ、私は補助の仕事しかしてないので(笑)
――的場:ママさんはブランクが長い方も多いので、仕事復帰でいきなりの現場は難しいですね。でも、現場で業務を切り分けてもらう事で、スキルや知識・経験を生かした働き方が可能となりご活躍いただけるケースが増えています。
田中さん:アシスタントみたいな、短時間で働ける仕事を探したりしますね。でも件数はまだまだ少ないですね。
――山岸:私は出産を機にWeb制作会社を退職、フリーランスで開業してもう16年目です。子どもが1歳で仕事復帰したのでブランクは短いです。
退職したばかりの時は、この仕事を続けたい!と思ったし、社会と繋がれていない自分にかなり焦りました。今思うと仕事を続けてよかった!と思っています。
田中さん:今は扶養内で働きたいという要望があるんです。時給が高いと扶養が外れてしまう、逆に扶養内に収めるために時給を下げるのももったいないし。それなら扶養のグレーゾーンは超えたほうがいいんですけど。
――的場:短い時間だけ働きたいママさんたちにとって、『働き損』は気になりますよね。特にIT系は単価も高いので就業時間によってはすぐ超えてしまうこともあります。扶養のラインは今後下がっていくはずなので、気にせず働けることも考えた方がいいかもしれないですね。
(関連記事:【働き損にならないために】2018年版:扶養控除のルールを、パート主婦目線で、簡単にまとめました。)
田中さん:年齢のことも気になっています。40超えると仕事の選択肢が少なくなるのを感じています。50代になったらどうしよう!と今から心配です。
――山岸:私も昔、元職場の上司に、もう35歳超えるとWebで正社員は難しいね〜と言われてショックでしたね。
恒川さん:AIが発達すると無くなる職種もあるって言われてますよね。
田中さん:かと言って、長く働き続けるために、無理をしてフルタイムで正社員になるかと言われてもまだ今は違う気がするし。
――的場:10年前と比べてシステム系は現場環境が変わりましたよね。SaaSの世界になってきていますが、基本的なことは変わりはないので、経験は生かしてもらえますよ!
それよりも、これまで多くの登録ママさんたちを送り出してきましたが、仕事と家庭のバランスを一番大事にして欲しいなと思っています。
仕事のやりがいと家庭のバランスは?
恒川さん:私は、自分が楽しければ家族も笑顔で溢れると思っていて、旦那さんも「働いていいよ」と理解してくれています。
女性が働くって、大変なことですよね。
仕事から帰ってきたら『第3ラウンド開始!』みたいな感じで夕飯の準備に、お風呂に〜ってなりますよね。
働くのもいいけど家のこともちゃんとやれるようにしてね、とは言われています。旦那さんには「パパ、今日はキッチンお願いね!」という感じ片付けを手伝ってもらうこともよくあります。
――山岸:ご主人は率先してお手伝いされるんですか?
恒川さん:期待したらダメですね(笑)「やってくれる?」と伝えたほうが早いですね。
旦那さんはこどもの世話が好きみたいで、なのでパパっ子。義両親は仕事復帰にはあまり好意的ではなかったけど、今では私のワールドに巻き込まれて、喜んで協力してくれています。
――長門:仕事のやりがいはどうですか?
恒川さん:今は子どものことがあるので時短派遣で働いている形で、やりがいは求めているものとは違いますが、やったことのない事をやってみるのは楽しいので、そういう捉え方ですね!
――長門:田中さんはご家族の理解や、仕事と家庭のバランスはどうですか?
田中さん:長男が小学生の頃、「ママは本当は何になりたかったの?」と聞いてきたんです。
まるで私が何も叶えていない!?みたいに思って(笑)
小学生になると、子どもたちがすごく輝いていく姿に悔しい!と思ってしまって。これがきっかけで、やっぱり働きたいなっていう気持ちが生まれました。「私だってまだやれる!」と思いました。
でも、実際には家族の用事に合わせて働いたほうがいいんだろうな、と思うけど、そのたびに「キャリアが切れてしまう」「ブランク解消に時間もかかる」と焦るし、仕事復帰をしたものの、その時の状況に合わせて短期間働いて、次を探すの繰り返しでした。
――長門:仕事復帰に対してご家族はどのような反応でしたか?
田中さん:主人に「何か一生懸命やってみたら?」と言われて(笑)なので、仕事復帰に反対はしてないってことかな??
主人の発言もきっかけになったんですが、数年前に急に学び直したいなと思って、通信制の大学に入学することにしたんです。
――長門:すごい!行動的ですね!
田中さん:講義を受けに、土日に東京に行く時は主人が家事をやらざるを得なくなって。男性って凝り性ですよね、たまたま「男子ごはん」にハマって、料理が楽しみになったみたいです。
偶然の産物ではあったんですが、そのルーティンが残っていて、卒業した今でも料理はしてくれているので助かりますね。
――山岸:我が家も仕事もいいけど、家のこともちゃんとやれるようにしてほしいと言われていて。義母が同居しているものの、仕事をしている人なので家事は分担しています。主人にも家事を手伝ってほしいので、恒川さんのように、お願いと伝えるようにしたいですね!
働き方にこだわりはあった?
――長門:みなさん、派遣という働き方にこだわりはあったんでしょうか?
恒川さん:独身時代に派遣で働いていたことがあるので、なんとなく仕事探すなら派遣かな?と思ったんです。『週に3日、短時間』で検索してでてきたのがワークプロジェクトの仕事情報でした。
子どもがまだ小さかったし、登録のためにワークプロジェクトまで行かなくても、自宅で登録できるという事がポイントでした!
会う事も大事かなと思うんですが、登録に行くのに預けるのも大変、時間もかかるし、かといって行ったその日は登録だけで、仕事を紹介してもらえる訳でもないし。
――長門:仮に派遣ではなくて、契約社員やアルバイトなどでも働きたいと思われますか?
恒川さん:働き方にはこだわりは無いんです。
将来海外を飛び回って仕事をする夢があって、それまでのネタ探しという感じで仕事を楽しんでいます。会社を持った時には、小さいお子さんがいても働きやすい職場を作りたいと思っています。
今は神様からの指示が降りてくるのを待ってるんです(笑)
――的場:これだ!というのを待ってるんですね。恒川さんらしい素敵な夢ですね!
恒川さん:人と人をつないで、「見たことのない世界を一緒に見る」を実現したいんです。
主人が仕事で、取材先のみなさんに感謝されたことが何度かあって、その時に「見たことのない世界を見せてくれてありがとう」と言われたんです。人と人をつなぐことで利益になればいいなぁ、そんなビジネスをしていきたいと思ってるんです。
主婦でも、もっと楽しいことがあると思うんです。
仕事で楽しく、週末も楽しめるようなそんな働き方ができれば幸せですよね。
――長門:田中さんは仕事復帰の際、働き方にこだわりはありましたか?
田中さん:働き方の選択肢が最初からあったわけではなくて、給与面でいえば、同じ会社でも派遣会社から来ている人は時給1,200円だけど、直接求人されたパートさんの場合時給950円、みたいな時給が違うイメージがあったんですね。なので、結局同じ会社で働くのであれば派遣がいいなとは思いましたね。
――長門:山岸さんも元登録スタッフですが、働き方にこだわりはありましたか?
――山岸:働き方にこだわりは全くなくて、フリーランスがメインの仕事なので、外注としてのパートナー企業探しをしてました(笑)正社員とフリーランスしか経験がなかったので、派遣という働き方を全く知らなかったので選択肢にはなかったです。
今更雇われるということに反抗心があって(笑)ドラマの影響もあるかもしれないですけど派遣社員さんって「冷たい」とか「スキルのある即戦力」「時間ぴったりに帰る」「契約以外の仕事は絶対にしない」みたいなイメージしかなかったですし。
――長門:働き方よりも仕事情報が先だったんですね。
――山岸:働く理由は「お金のため」もありますけど、Webのスキルや経験でお役に立てて「楽しそう!」と思える仕事に出会いたかったんです。
「Webで週3の仕事ってあるわけないよなぁ」と思いつつ、フリーと両立できる「名古屋市・その他愛知県、Webディレクター」あわよくば「在宅」という難しい条件で検索していました。
Webサイト制作会社で働きたいではなくて、インハウスデザイナーやWebサイト運用、Webに全然関係ない仕事でもいいなと思っていました。
年齢もあるので、選択肢は少ないと思いつつ、経験を生かしたいという、いろんなわがままな気持ちが複雑に絡んで、仕事探し中は感情が渦巻きました(笑)
田中さん:やっぱり、ワークプロジェクトさんで仕事探ししてよかった!と今は思いますね。
恒川さん:私もです!働いてみたいな〜というママに出会ったらすぐお勧めしていますから(笑)
――長門:ママさんたちに妥協して仕事について欲しくはないんです。なので私たちも一生懸命ご提案したいと毎日奮闘しています。企業さんにももっと活躍してもえるような提案をしていかないとですね。
さいごに
仕事復帰するママの多くは、自分が子どものために休むことがわがままなのではないかと思う方も多いのです。そんな遠慮は必要ありません。子育ても仕事も楽しむ権利があるんです!
もちろん、仕事をしてみたいと思ってから、多くの壁が待ち受けます。
仕事探しも条件がいろいろあれば大変!仕事を始めてからのことも想定しないといけません。
ハードと言われるIT系やWeb系でも、時短の仕事があります。せっかく積み上げたスキル、必要としてくれている企業さんが必ずいらっしゃいます。
仕事探しから、働きはじめても、あなたと企業の間をつないでフォロー!
派遣会社だからこその強みです。
働いてみようかな?と思ったら、是非エントリーを。
私たちと一緒に仕事探しはじめましょう!
後編では、仕事復帰での悩みの種「ブランクの不安」「子育てと仕事の両立」をテーマにインタビューさせていただきました。
後編の記事はこちら。
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