もうすぐ新年度がスタートします!
4月から新しく仕事を始めたり、人事異動で職場のメンバーや環境が変わったりするママがいるかもしれませんね。
子どもが熱を出して呼び出されたらどうしよう?みんなが残業中に一人だけ帰りづらい…など、ワーママには仕事上の不安や人間関係での悩みもいっぱい。
同僚や上司に迷惑をかけず、みんなが気分よく働けるように、ワーママだからこそ気をつけたい「お仕事作法」について予習しておきましょう!
①「早く帰る人」アピールでスムーズに退社
パートタイマーなどで退社時間が決まっている場合はいいのですが、そうでない場合や時短勤務の場合は、職場で「自分は早く帰る人」としてアピールしておくのが賢明です。
同じ部署の人は理解してくれていても、他部署の人やクライアントはなかなか覚えてくれないことが多いので、特にアピールが必要です。
最初はいい顔をしない人もいるかもしれませんが、いずれ「この人は早く帰るから、早めに仕事を振っておこう」などと認識してもらえるように。
自分に合った動き方をしてもらえるよう、根気強くアピールし続けましょう。
②勤務時間内は仕事に集中!同僚のフォローも積極的に
職場にいる時間内には、必ず決まった仕事をやり遂げる、切りのいいところまで終わらせるなど、1日のノルマと優先順位を決めて集中して働きましょう。
できれば同僚などのフォローも積極的にして、何かあった時に「お互いさま」で頼みやすい環境を作っておくこと。
短い時間でもちゃんと仕事をしていることが認められたら、協力してもらいやすくなります。
会議や打ち合わせなども、なるべく勤務時間内に設定してもらえるように働きかけてみましょう。
③急な休みに備えて「誰にでもわかる」環境づくりを
ワーママの悩みで必ず挙げられるのが、子どもの病気による急な早退・欠勤です。
有給休暇があっても、ほとんど子どもの病気で使い切ってしまうかもしれません。
早退・欠勤に備えて、職場では自分のデスクまわりやパソコンのデータ、共有ファイルなどはいつも整理整頓を心がけましょう。
「誰がいつ見ても仕事の状況がわかり、必要なものが見つかる」状態にしておくことが大切です。
また、帰宅前には現在の仕事の進捗状態がわかるメモを残し、もし明日出社できなくても大丈夫なように備えておきましょう。
特に保育園に入ったばかりの頃は、子どもは体調を崩しがち。「4月は5日間しか出勤できなかった」という話もあるほどです。
夫や身内との連携のほか、病児保育やファミリーサポートの登録など、自分以外にも子どもの病気に対応できる人を確保しておくことも必要です。
④服装・持ち物もワーママ仕様でスタンバイOK
ワーママの服装は、子どもの保育園の送迎もあって動きやすいスタイル・靴になりがち。
ですが、打ち合わせや出張など職種によってきちんとする必要がある人は、ジャケットやパンプス、アクセサリーなどを職場に置いておくか、バッグに入れておきましょう。
一方で、子どもを急に病院に連れて行くことも想定して、保険証・母子手帳・お薬手帳などをセットにして持ち歩きたいもの。
きょうだいがいる方は人数分必要になりますが、市販の母子手帳ケースなどを利用して、なるべくコンパクトに収めましょう。
⑤ワーママの同志・相談相手を見つけて連携
男性が多い職場では難しいかもしれませんが、自分と同じワーママの同僚や、先輩、上司などとは積極的に交流を深めましょう。
育児に関する会社の制度など、知らなかった情報をもらえるかもしれません。
職場の外でも、家族や友達、先輩など、気軽に相談できる相手がいると気が楽になります。
一人で何もかも抱え込まずに、自分の心身を大切にすることを心がけましょう。
⑥ワーママにしかできない技を活かす
育児に専念していた期間が長いほど、社会に出て仕事をするのは不安かもしれません。でも、毎日の育児で経験したことは、必ず仕事でも役に立ちます!
たとえば、決められた時間内で仕事の段取りをすることや、様々な案件を同時進行することはワーママの得意技です。
もしかしたら、独身時代よりも仕事に集中して、スムーズに進められるかもしれません。
また、育児中に困ったことや、必要だと思ったことなどのリアルな体験が、サービスや商品の開発、制度の整備など仕事で活かされることもあります。
さらに、以前とは全く異なる職種に興味が出て転職したり、新たな資格を取得したりして充実した生活が始まるかもしれません。
「自分は育児を通して確実に成長している」と自信を持って、堂々と社会に貢献しましょう!
まとめ
共働き家庭がますます増えている現在、「ワーママ」は決して特別な存在ではありません。
ですが、その時間的な制限ゆえに煙たがられてしまうことがまだまだ多いのも事実です。
かと言って、当のワーママが「時短勤務は当然の権利だから」「子どもが病気だから仕方がないじゃない」という態度では、周囲も協力する気になれないはず。
あくまで謙虚に、特に独身女性社員や男性社員など、自分をフォローしてくれる立場の同僚には気遣いを忘れずに過ごしたいものです。
ワーママならではの「お仕事作法」を実践して、周囲も自分も気分よく働ける環境を作っていきましょう。
育児だけでなく、病気や家族の介護などでいつか自分も同じ立場になるかもしれない、ということを職場全体で理解してもらって、誰もが働きやすい社会になるといいですね。