新型コロナウイルス感染症拡大に伴う緊急事態宣言により、在宅で仕事をする「リモートワーク」の導入を始めた企業が増えています。
会社から突然「リモートワークにします」と言われて、戸惑っている方も多いかもしれませんね。
そこで、リモートワークを快適にするアイデアや、注意点などをまとめてみました。
先輩ワーママに聞いた、自宅で効率的かつ快適に仕事をするためのアドバイスもあります。ぜひ参考にしてください。
まずはリモートワークの環境を整えよう
長時間作業の快適度を左右するデスク&椅子
長時間の作業に備えて、デスクと椅子の高さを自分の身体にしっかり合わせましょう。
特に、パソコンモニターへの目線が合わないと、目が疲れたり姿勢が悪くなったりしますので要注意!
ノートパソコンの下に雑誌を置いて上げ底するなど、工夫してみてください。
また、家庭用の椅子はオフィス用に比べて腰を痛めやすいので、低反発クッションなどで背中を支えるようにすると腰への負担が軽くなります。
インテリアショップや100円ショップなどでも販売されているので、使いやすいものを探してみては。
ちなみに、座卓で長時間作業するのは、腰への負担が大きいのでおすすめできません!
先輩ワーママからアドバイス「冷え対策も万全に!」
座りっぱなしで作業をしていると、血行が悪くなり足元が冷えます。ひざかけやスリッパ、靴下、レッグウォーマーなどを活用しましょう。
油断して体調を崩さないようにしてくださいね。
パソコンは取り扱い注意!オンライン会議の準備も
リモートワーク用のパソコンは、会社から支給される場合と自宅にあるものを使用する場合があります。
会社から支給される場合は、破損することのないように気をつけましょう。飲み物をうっかりこぼさないように、マグボトルやフタ付きのマグカップを使うといいですね。
自宅のパソコンを使用する場合は、セキュリティを厳重に。ウイルス対策ソフトが最新になっているかなど、再度チェックしておきましょう。
オンラインチャットなどでミーティングや会議がある方は、基本的にはパソコンに備え付けのカメラとマイクで対応できますが、スマホで使うイヤホンを利用すると音が聞き取りやすくなります。
会話メインの業務が多い場合は、マイクとイヤホン機能の備わったヘッドセットがあると便利。
特に「ノイズキャンセリング機能」付きマイクのヘッドセットは、クリアな音声が届けられておすすめです。
先輩ワーママからアドバイス「カメラにテープでうっかり映りを防ぐ!」
オンラインチャットでパソコンのカメラを使わない人は、マスキングテープを貼っておきましょう。
チャットを始める時に、うっかりカメラがONになってしまっても大丈夫。家の中やスッピンを見られたくない人におすすめです。
仕事モードへの切り替え方法を決めておく
いつもは通勤することでおうちモードと仕事モードが自然に切り替えられますが、リモートワークだとそうはいきません。
着替える、軽くメイクする、好きな飲み物を用意するなど、自分なりに仕事モードに切り替えるルーティンを作っておくといいですね。
デスク周りを整理して資料を揃える、スケジュールを確認してTo doリストを作るなど、出勤した時と同じように行動するのもおすすめです。
先輩ワーママからアドバイス「テンションアップも大事!」
せっかく自宅で仕事をするのだから、お花や小物など自分の好きなものを近くに置いておくと、ちょっと気分が上がりますよ。
好きな音楽をかけるのもいいのですが、聴き入ってしまわないようにボリュームは控えめで!
仕事をスムーズにするためのポイント
自宅だからこそ作業の見える化を
リモートワークを初めて導入する会社では特に、各自の仕事の開始・終了時間や進捗状況が気になるものです。
始業・終業の連絡手段や、作業予定や実績の報告方法が決められている場合は、必ず指示通りにしましょう。うっかり忘れることのないように!
また、自宅ではオフィスと違って席を外していてもわかりません。チャットなどの返信がすぐにできないと困る場合は、離席前に連絡しておきましょう。
先輩ワーママからアドバイス「たまには雑談で息抜きを」
一人で慣れない自宅作業をしていると、孤独を感じたり不安になったりすることも。たまにはチャットなどでメンバーと雑談して、コミュニケーションをとりましょう。
きちんと休憩をとってメリハリをつけて
うっかり作業に没頭してしまうと、気づけば何時間も座りっぱなしということにもなりかねません。
ランチタイムのほかにも、意識して1時間に一度は立って、簡単なストレッチをするようにしましょう。スマホやPCのアラーム機能を使うと便利です。
ラジオ体操やNHK総合テレビの「みんなの体操」「テレビ体操」など、放送時間が決まっているものを活用するのもおすすめです。
先輩ワーママからアドバイス「おやつの食べ過ぎに注意!」
自宅だと手の届くところにおやつがあるので、ついちょこちょことつまんでしまいがち。ただでさえ通勤がなくて運動不足なので、気をつけないと太ってしまいます!
小腹対策には、温かい飲み物やハイカカオチョコレート、ドライフルーツなどがおすすめです。
子どもが家にいても仕事に集中するために
子どもに仕事中のアピールを
休校や登園自粛で、子どもが家にいる場合も考えられます。ママが家にいると、子どもは仕事中だと理解しづらいことも。
あれこれ話しかけてきたり、飲み物や食べ物を要求してきたりと、なかなか集中できなくて困りますよね。
環境的に可能であれば、仕事中は別室にこもって子どもは入らせないように。
リビングなど子どもと同じ部屋で作業する時も、ヘッドセットを装着する、「仕事中」札を作って立てておくなど、子どもにわかりやすくアピールしましょう。
先輩ワーママからアドバイス「【仕事中のママ】を演出して」
仕事をする時はブルーライトカットの眼鏡をかけるなど、「いつもと違う」とわかるようにします。
見た目で「ママはお仕事中」とアピールすれば、子どもの聞き分けが良くなることも。
一緒にすることや過ごす時間を決めましょう
リモートワークとはいえ、子どもを長時間一人にしておくのも気になりますよね。自分の仕事中は、ドリルや工作などの「ママと一緒に頑張っている」気になれそうな課題を与えてみましょう。
テレビやDVDを見せたり、ゲームをさせたりする場合は、時間を区切って同じタイミングで休憩をとり、声をかけるように。
仕事の前後に子どもとお散歩するなど、通勤していてはできないことを楽しんでもいいですね。
先輩ワーママからアドバイス「モニターを見られない工夫も」
パソコンを使って仕事をしていると、子どもが興味を持って覗き込んで来ることもありがちです。
モニターに覗き見防止の液晶保護フィルムを貼ると、横から見えなくなるようにできて便利ですよ。
まとめ
リモートワークのお役立ち情報を、先輩ワーママからのアドバイスとともにご紹介しました。
試行錯誤しながら、効率的で快適な働き方を見つけてみてください。
今回、急速に普及してきたリモートワークのメリットは、自宅で仕事ができることです。
通勤がないので移動や身支度に時間がかからず、職場にいないので電話対応や来客対応に時間をとられることもなくなります。
自分の時間も作りやすく、仕事と育児や介護、病気の治療などとの両立もしやすい働き方として、今後も活用されるでしょう。
一方、デメリットとしては、同僚や上司とのコミュニケーションの機会が減ることや連携がとりづらくなること、メリハリがつかないことなどが挙げられます。
この機会に、デメリットを少しでも解消できるように工夫してみてください。
現在、別の職種で働いているけどリモートワークでできる仕事に興味がある、子どもの休校に合わせて勤務時間や日数を調整しやすい仕事を探している…という方は、「派遣deパート」にご相談ください。あなたの希望に合ったお仕事をご紹介します。