「仕事と家庭のバランス」をテーマに、働き方を自由に選択しながら、過去のスキルや経験を無駄にせず、強みを生かして仕事復帰を実現しているhooope東京スタッフを迎えインタビューしました。ママたちの体験談を通じて、仕事探しの第一歩を踏み出そう!
子どもの事、ブランク、家族の理解、様々な壁が立ちはだかるママの働き方。
女性の働き方を見つめてきたワークプロジェクトは、「はたらきたいを、叶えたい。」をキャッチコピーに、女性の働き方改革支援プロジェクト『hooope(フープ)』をスタート。
働き方をみなさんと考えるシリーズとして、ママインタビューを行いました。
お話を伺ったママさん
M.Kさん(30代)社内教育支援担当
未就学のお子様2人のママ。PR会社やアパレル、ジュエリーブランド会社の広報を11年経験。
第2子の出産を期に退職、その後派遣社員として仕事復帰した。以前働いていたアパレル会社のPRの仕事と派遣の仕事を並行しながら、家庭とのバランスも上手に調整している。友人や会社の方との時間も大切にし、普段はなかなか時間を取りにくい方とのコミュニケーションを図るなどパワフルな女性。
聞き手:hooopeメンバー
コーディネーター大畑(東京オフィス)
貴方の人生にコミットします!人事部での採用業務、派遣会社でのコーディネーター業務など、人材ビジネスに10年以上関わっています。スタッフさんが長く就業出来るためのフォローが得意です!
求職中の孤独感と焦り
久しぶりに再会したM.Kさんと訪れたのは、北海道のスープカレー専門店『東京らっきょブラザーズさん』。北海道のお米もおいしいカレーをいただきながら、お仕事の近況と、仕事と家庭のバランスについてインタビューしました。
――大畑:hooope(当時キャリアシステム)へご登録に来られた時は、たしかお子様が1歳と2歳でしたよね。
お子さんが小さいうちに、外に働きに出る事に抵抗はありませんでしたか?
MKさん:上の子の時は生後3ヶ月から働いていたこともあって、下の子とはもう少し一緒にいてあげようと思い、1年くらいしてから求職してみたのですが…。
自分だけが社会から取り残されてしまったような孤独感?焦り?があって、とにかく辛かったです(笑)
――大畑:そうだったんですね。お仕事を探す時にどんな事を優先して探しましたか?
主婦の働き方に理解がある職場を探した
MKさん:ネットで「急な休みなどに理解のある職場」「女性、主婦の働き方に理解があり、柔軟にシフト調整できる職場」「通勤時間」を条件に仕事を検索してみました。
「月の目標収入」もありますので、そこから時給を割り出して探しましたね。
――大畑:そのような条件でネット検索されて、希望の職場って結構ありましたか?
MKさん:それがなかなかなくて…どうしようかと思った時にhooopeさんでは日数少なめ、時短などの仕事がたくさん掲載されていたので、ここなら主婦やママの働き方にも合った仕事を紹介してもらえるかも!と思いました。
――大畑:選んでくださってありがとうございます!わたしたちはたくさんの主婦やママスタッフを送り出してきた実績もあります。
面白そうと思って飛び込んだ派遣先
――大畑:ご縁あって今回ご就業いただいているお仕事は、マニュアルもなければこれから一緒に作っていってほしい、という感じだったと思いますが不安はなかったですか?
MKさん:職場見学に行った時に、社長が「想い」を語ってらっしゃいました。なんとなく考えている事も理解できたし、何もないところから考えたり企画したりしながら作っていくことが好きだし、特に不安は感じなかったですね!不安っていうより、面白いって感じました。
――大畑:すごい!チャレンジャーですね!
MKさん:与えられたことだけ黙々とやるような仕事は向いてないと思うんです。人とコミュニケーション取りながら、作り上げていくって面白いじゃないですか!
――大畑:ゼロベースから作ることってやりがいもありますよね!社員のみなさんは協力的ですか?
MKさん:仕事柄、開発系の方が多くて、後は営業さんが3名ですね。特に開発系の方は無口な方が多くて、自分から発信してくれる人は少ないので、わたしの方から積極的に声かけてヒアリングしますね。
後は、ランチタイムも貴重な時間。誰かを誘ってランチしながらヒアリングしたり、皆さんとの関係を築いていけるようにコミュニケーションを意識してるんですよ。
――大畑:なるほど、自分からコミュニケーションしていくことがそのポジションでは重要なんですね。
社長さまの頭の中にあった想いを具現化していくには、やはり労力がかかりましたよね。途中で挫折しそうになったりしませんでしたか?
MKさん:そうですね、確かに最初の頃は社長と手探り状態で進めていたので、何が「正」なのかも分からない状態でした。
セミナーに行ってヒントを得たり、それでちょっと進んだかと思いきや、後戻りしたりなんてこともありましたが、ちょっとずつでも前に進めたり、形にできたりすると嬉しくて。
――大畑:楽しそうですね〜。前向きに取り組まれてる姿を見て社長さまも気遣ってくださったんですね。
MKさん:仕事を始めたばかりの頃は、子供のことで急にお休みを頂くようなこともありましたが、「最初はお子さまも慣れないだろうし、仕方ないよ。無理しないで」と。
とても理解があり、働きやすかったんですよね!
――大畑:なんだか楽しそうだし生き生きしているようで、本当にこの派遣先さまをご紹介して良かったです!
家庭と仕事の両立は?
――大畑:家庭のこともお聞きしたいんですが、ご主人は家事とか協力してくれますか?
MKさん:主人は不動産業界で働いていて、午前様で帰ってくることも多いので全く何もしないですね。
でも、変な時間に帰ってくるより、自分のペースで家事育児ができていいんですよ!
まとめて家事をされる方もいるみたいですが、自分にはできなくて。毎日やる方が性に合ってるみたいです。
――大畑:毎日、ちゃんとする方が効率がいいってことですね。きっと手際がいいんじゃないですか?
仕事を続けていく上で、家庭の状況や、両立をどうしていったらストレスがないのかだとか、家庭にもよりますが、家族に理解してもらえるのって大きいですね。
MKさん:ホント、それは大きいと思います!そうじゃないとなかなかママが仕事を続けようと思ってもジレンマを抱えたり、うまくいかないと悩むことも増えますよね。
――大畑:これから仕事をはじめたいというママにとっても、ちょっと前向きになれるアドバイスにもなるかも。
そこまで無理しなくても、考え方や進め方を少しだけ変えるだけでうまく両立している方がいると元気になれますね。
フリーランスで派遣を活用した働き方
――大畑:M.Kさんはフリーランスをしつつ派遣を上手に活用されていますが、今後、お子様もどんどん成長していくなかで、働き方や雇用形態を変えたいと考えていますか?
MKさん:今のところは、雇用形態にこだわりはないですね。どちらかと言えば、がっつり1つの企業に属して働くというよりも、色んな企業で色んなことをしたいなって思ってるんですよね。
今も、派遣+フリーランス(在宅)で2社の仕事をしていますが、このバランスがちょうどいいと感じています。
――大畑:なるほど。スタッフさんの中にフリーと派遣を掛け持ちしている方が他にもいらっしゃるんですが、複数社で仕事をされていると頭の中を切り替えるのが大変じゃないですか?
MKさん:意外と大丈夫ですよ!メリハリつけられるし、色んな経験もできるメリットがありますからね。
仕事を増やしたいけど福利厚生はやっぱり気になる
――大畑:収入面でいくと、派遣や正社員雇用に絞って、ゆくゆくは社会保険に加入したいなとか考えたりはしませんか?
MKさん:そうなんですよね、国民健康保険は高いですしね。
――大畑:雇用保険や社会保険には加入条件がありますが、適用されれば派遣社員も加入できます。仕事の状況によって、その点も含めて相談にのりますね!
MKさん:いずれにしてもすぐには無理かなと思っています。この働き方で自分が満足できるかもしれないし。
でも、ママさんたちにとっては、そういうことも考えて行った方がいいですよね。
――大畑:周りのお友達やママ友には、派遣で働いている方は多いですか?
MKさん:そうですね。仕事柄、派遣で働いている人が多いです。もしかしたら別の雇用形態や別の職場を考えている人もいるかもしれないですね。
――大畑:良かったら『hooope』を教えてあげてほしいです!例えば、紹介予定派遣の場合、3~6ヶ月は派遣社員という形になるので、その間はサポートさせていただきます。
企業さんが派遣ではなく、直接雇用したいとなった場合はサポート対象にはならないので、私たちのようなエージェントを使うことのメリットもあるけれど、働き方で変わるので、そこも踏まえてご相談にのりますよ!
hooopeでつながる『仲間』
――大畑:以前、M.Kさんにはお友達のM.Oさんをご紹介いただいたんですよね。その節は、本当にありがとうございました。
MKさん:彼女は頭の回転が早いし、仕事も早い人だと思うんです。ぜひご紹介したいなと思ったので大畑さんにお声がけさせていただきました。
――大畑:本当にその通りで、企業さんからの評価も高いんです。でも、頼りにされ過ぎて大変かもしれないですね。
派遣での就業なので、できる限りサポートしていきたいと思います。
MKさん:とても仲が良くて、年末年始も泊まりに来ていたくらいです(笑)私が山形、M.Oさんは秋田出身なんですよ。お正月は寒いから帰省しないんです。
――大畑:私は岩手です!東北人がこんなにも揃うなんてね。
MKさん:なんかすごく嬉しいです。機会があればお食事でも!
――大畑:今日は本当にありがとうございました。今後ともhooopeをよろしくお願いいたします!