仕事に家事に子育てに、毎日忙しく過ごしているワーママ。
どれも頑張りたいと思いつつ、なかなか思うようにできなくて、悩んでしまうこともありますよね。
そこで、今回は4人の先輩ワーママに、子どものことや長期休暇の過ごし方、夫との関係、ママが働く理由などについて話し合っていただきました。
仕事と家庭の両立で悩んでいるママや、これから働くママにとって、様々な悩みを解決するヒントになるかもしれません。
参加者プロフィール
ひろさん(40代パート/中1男子と小3女子のママ)
ともさん(30代正社員/小2男子のママ)
のりさん(40代正社員/4歳男子のママ)
にこさん(30代自営業/小1女子と3歳男子のママ)
子どもの寝る時間や食事が悩み
――仕事をしながらの育児で、悩んでいることは何ですか?
ひろ:私は平日の夜、子どもの寝る時間が遅くなってしまうことが気になっています。
とも:私もです!自分が小学生の頃に比べたら考えられないくらい遅くて、これでいいのかなって。でも帰宅が遅いから、どうしても早く寝かせることができません。
のり:本当は寝る前に絵本の読み聞かせをしてあげたいのに、そんな時間も体力もないよね。
ひろ:晩ごはんも悩みの種!お腹をすかせた子どもに早く食べさせたいから、すぐに作れる簡単なものばかりになっちゃう。
にこ:うちは、平日の夕食はほとんど実家に頼っています。私の親が自分のお箸で子どもに食べさせるので、虫歯菌がうつらないか心配。あと、食事のマナーなどが悪くても孫に甘いから注意してもらえないのも悩み…。
のり:自分も忙しいし、子どものしつけがちゃんとできていない気がして不安だよね。
平日は習い事の送迎が難しい!
――ほかには、どんなことが気になりますか?
にこ:習い事をさせていないのが悩みです。平日は送迎ができないから、やりたいことをさせてあげられないのが子どもに申し訳なくて。
のり:貴重な休日がつぶれるのも困るし、仕事をしているとどうしても習い事には慎重になります。でも、ほかの子が色々通っているのを聞くとうらやましいし、うちの子だけ遅れている気がして焦っちゃう。
ひろ:うちは土曜日に習い事に行かせているけど、兄妹で別々のことをしているから送迎が大変。パパが協力してくれる日はいいけど、いないことも多くて…。
とも:私は習い事の送迎はファミサポさんにお願いしています。お金はかかるけど、子どものためだと割り切って。
にこ:習い事じゃないけど、日曜日に小学校でやっているダンス部に行かせてみたら、楽しかったみたいで続けています。ほかの学年の子とも交流できるし、こんな活動がもっとあればいいなと思う。
とも:普段の勉強も気になります。宿題をちゃんと見てあげたいけど、平日は時間がないから、本人任せになっちゃって心配です。
病気や学級閉鎖の対応はやっぱりママ
――病気や学級閉鎖などの場合はどう対応していますか?
ひろ:兄妹が別々のタイミングでインフルエンザにかかったときは、2週間も仕事を休む羽目になり大変でした。
のり:病児保育に登録はしているけど、予約がとれないこともあるから利用しづらいです。通っている保育園に病児保育があれば助かるのに。
とも:実家が遠いから、子どもが病気のときは私が仕事を休むしかない。警報が出たときや学級閉鎖のときは、学童もお休みになるので本当に困ります。
本人が元気ならお留守番させることもあるけど、まだ小さいから1日中ひとりにするのも心配だし。有休はほとんど子どものために使っちゃう。
にこ:うちは実家に頼ることが多いけど、病気だと子どもの機嫌が悪いこともあるし、通院も負担になるから、自分が休めるときは休むようにしています。
長期休暇は工夫で乗り切る!
――お子さんの長期休暇の間はどうしていますか?
ひろ:子どもを学童に入れていますが、給食がないから毎日お弁当を作らなきゃいけないのが負担です。
とも:夏休みは子どもだけ実家に帰省させてもらってます。私の親も喜ぶし、子どもも田舎だから普段できない体験を色々とさせてもらえて、良いことずくめです。
のり:うちは仕事が忙しくて家族みんなで出かけるのは難しいから、夫と私が交代で休みを取り、子どもを遊びに連れて行くようにしています。
にこ:お盆は保育園もお休みになるけど、私は仕事のことが多いから、その時は実家に泊まりに行かせてもらって乗り切っています。
平日はワンオペ状態!実家・義実家にも気遣いが大事
――ご主人の育児についてはいかがですか?
のり:夫は毎日帰りが遅いので、平日はワンオペ状態です。子どもが病気になった時も休むのはいつも私で、正直納得いかない。
こっちは必死で仕事の段取りをして、色々な人に頭を下げて休むのに、夫に休めるか聞いても「無理」の一言。私の仕事はどうでもいいの?って毎回思います。
とも:夫が家にいるときは家事も育児もしてくれるけど、平日は帰りが遅いし、休日出勤もあるし。日本の男性は働き過ぎ!
ママにばかり育児の負担がかかるので、少子化になるのも当たり前だと思う。
ひろ:義実家が近いけど、私はよっぽどのことがないと頼りたくない。でも、夫はそんな私の気も知らずに平気で「うちの親に預けたら」と言うから腹が立つ。なら、自分で頼んでほしい。
にこ:自分の親ですら頼り過ぎるとしつけの方針が違うときに言いづらいし、あまり言い過ぎると不機嫌になって頼みづらくなるし。そのさじ加減が難しいよね。
とも:でも、実家が近いママはやっぱりうらやましい!同僚で子どもを実家に見てもらえる人は残業とかも普通にできるけど、私はできないから格差を感じる。
のり:実家が遠い人同士が助け合って、働きながら安心して子育てできるような仕組みがあればいいのにね。
自分の働き方に悩み、転職したママも
――仕事や働き方について、悩みはありますか?
にこ:繁忙期は子どもを実家に任せきりで、子どもと接する時間が少なすぎるのではと時々悩みます。
のり:私は正社員で、今は時短で働いています。そろそろフルタイムに戻したいけど、色々なことが不安でタイミングが難しい。
仕事で成長したい気持ちと、子どもとの時間を大切にしたい気持ちの両方があって、悩んでいます。
とも:前の仕事は残業が多く、肉体的にも精神的にも負担が大きかったので転職しました。今は平日に少し余裕ができて、子どもとの時間もとれるようになったので、転職してよかったと思います。
ひろ:私は週3日のパートだから、フルタイムで働いているママは立派だと思う。自分が今、何を優先したいかを考えて、仕事や働き方を選べばいいんじゃないかな。
働くのは経済的な理由だけではない
――仕事と育児の両立は大変そうですが、ズバリ、それでも働く理由は?
ひろ:ズバリ、お金のためです(笑)。それと、母や妻としてだけでなく、自分自身が認められて社会で役に立っていると思いたい。あとは、家事が完璧にできないことへの言い訳ができる(笑)。
にこ:私は好きなことを仕事にしているから、働くのが当たり前という感じです。仕事をしないなんて考えられない。
とも:もちろん生活のためでもあるけど、やっぱり仕事が好きだし、達成感があるから。
息子は働く私をカッコいいと思ってくれているし、好きなものを買ってもらえるのは、パパとママが働いているおかげというのも理解しているみたい。
のり:子どもが生まれてから、生活のためという意識は確かに強くなりました。
でもそれだけでなく、家庭以外でも自分が必要とされたり、活躍や成長できたりする場を持っていたいというのが、大変でもワーママでいたい理由かな。
子どもにママが頑張る姿を見せよう
――最後に、これから働くママたちに向けてアドバイスがあればお願いします。
ひろ:ワーママが悩むのは子どものことが多いと思います。子どもにしわ寄せがいかないように行動しているはずなので、パパにもその気持ちを伝えて協力してもらってください。2人の子どもなんだから、ママだけが悩むのはおかしい!
とも:子どもは、思っている以上にママが頑張る姿を見てくれています。罪悪感を持つことも多いけど、子どもを大切に思う気持ちはきっと伝わります。
あと、他人の力を借りることも大事です!私は実家が遠いから、物理的にも精神的にもファミサポさんに本当に助けられました。
のり:せっかく仕事をしているんだから、遊ぶときにはちょっと贅沢して思い切り遊ぶようにしましょう!日ごろ子どもに寂しい思いをさせているならなおさら、思い出作りには手間とお金を惜しまないようにする。育児もメリハリが大事かも。
にこ:実家が近い人は、親に頼ることがあっても甘えすぎないこと。多少の価値観の違いには目をつぶり、お互いに無理しないことが、いい関係を続けるコツです!
まとめ
先輩ワーママたちの育児と仕事についてのお話、いかがでしたか?
みなさん悩みながらも、仕事も育児も全力で頑張っている様子がうかがえて、素敵でしたね。育児をしながら働くことに勇気が出た方もいらっしゃるかもしれません。
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